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Kaeのマンガ de Girl's Talk

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プロフィール:Kae
入った会社がマンガ関係の編プロで、流れのままフリーに転身、気づいたら三十路に突入…。
だけどマンガ愛は誰にも負けないマンガライター。現在少女マンガ誌を中心に活動中。

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レビュー 2009/12/20
第17回 【最終回】落涙必死の傑作で今年のストレス一掃!
ベルサイユのばら
『ベルサイユのばら』
池田 理代子 各315円(税込)



女なら、きっと泣きたい夜もあるでしょう。

やりきれなくて不安で、寝付かれない…「泣きたい夜」。(私だけ?笑)
そんな夜、私はマンガで泣きます。

作品世界に没入して不安を忘れられるし、泣いて流してストレス解消! 
自分の悩みなんて小さい…と思える内容ならカンペキ。
安心して眠りにつけます。映画とか本もいいけれど、時間がかかります。
その点、マンガならその部分の前後を読めばあっという間に感情移入、
すぐに泣けるのでイイ!(゜∀゜)b 

私のその「泣けるマンガ」リストに堂々と輝くのが、
『ベルサイユのばら』です。

言わずと知れた、フランス革命の史実をもとにした壮大なストーリー。
…でも私、言われなくては知りませんでした…。
中学時代に友達が「オスカル様~!」「アンドレ~!」
と言いながら急いで帰っていきましたが(アニメに熱中)、
私はピンと来ず…今さらな感じで、タイミングを逃していたのです。
お恥ずかしい限り。。。



オーストリアの皇女、マリー・アントワネットが、
フランス王太子(後のルイ16世)に嫁ぎ、
オスカルに出会うところから物語は始まります。

美しさと天真爛漫な魅力で誰からも愛されたマリーでしたが、
その気高さと無邪気さが災いし、
華やかな立場に酔いしれて贅の限りを尽くし、
政略結婚の夫とは別に本当に愛する恋人と密会を重ねたりして、
国民の反感を買ってしまいます。
 
そしてマリーがフランス王妃になった頃、
税金が高く貧しい生活を強いられた国民の不満が爆発しフランス革命に突入、
没落していくマリーが作品の軸ですが、
それと平行して描かれるオスカルの生き様も
「ベルばら」の柱のひとつ。

将軍家に女ばかりの末娘として生まれたオスカルは、
女でありながら、ばあやの孫のアンドレと兄弟のように男として育てられ、
立派な軍人に成長しました。

強い意志と武術を備えた「男装の麗人」オスカルは、モテモテ。
オスカルを男だと思う女性は心を奪われるし(マリーも最初は…)、
女と知った男性からも愛されちゃうんです。
 
やがて時間は流れ、王家と民衆の衝突が避けられなくなった時、
オスカルは気づきます。

いつも近くで自分をいちばん愛してくれたアンドレが、いちばん大切だと。

身分の違いで結婚は許されないふたりの純粋な愛です。
そしてクライマックス…! 
民衆との戦闘の最前線に隊長として出動するオスカルに、
目が見えないことを隠して追従したアンドレが、
オスカルを守ろうとして撃たれてしまう!

アンドレ~!! 女に戻って泣くオスカル…さらに…!! 

「オスカル様~!!」と言っていた友達の気持ちがわかりました。
8巻の165ページは涙なくしては読めません…
もう1ページめくったら、あぁ…(涙)
(付け加えると、このエピソードは9巻にまたがってます…商売上手?笑)

マリーの最期も壮絶です。
女の生き様としてぐっとくるものがありました。
でも、マリーだって泣いた夜はあるのです…! 


…と、実は私のガールズトーク、今回が最終回。
少しさみしいですが、マリーのように胸を張ってゆきます。
そして今夜はまた、『ベルばら』8巻~9巻を読むことにします(笑)

お付き合いありがとうございました! またどこかで☆


ベルサイユのばら
『ベルサイユのばら』
池田 理代子 各315円(税込)

ルイ16世処刑。残されたアントワネットの最後のなぐさめは子どもたちとのひとときだけだった。しかし、革命は最後まで容赦なくマリー・アントワネットをむちうった…
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